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ヤイロチョウ(八色鳥)

遂にこの日がやって来ました。バードウォッチングを始めて以来、会いたいと思い続けてきたヤイロチョウとの出会いです。森の妖精と言われているとおり会うことの難しい憬れの子だ。
鳥友からの知らせで予定を変更して、日帰り強行。その甲斐があって素晴らしい出会いとなりました。台風の影響も殆ど無く念願成就でした。
16GB目一杯。1,400shotでした(笑)
知らせてくれた鳥友をはじめ、現地でお世話になった皆様有難うございました。
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Fairy Pitta L18cm

「欲張りPitta」

Fairy Pittaはもともとクリーム色の尾の長い小鳥でした
でもそんな地味な装いが嫌で嫌で仕方がない。
綺麗な色をしたミツユビカワセミさんやノドアカタイヨウチョウさんたちが羨ましい。
鏡の前で焦げ茶色の帽子を被ったり、黒いマスクを懸けてみたりといつもアレコレ着飾っていました。

そんな彼がある日、ふといい事を思いつきました。
それはこの森に住んでいるお友達から綺麗な羽を分けてもらう事。そうすれば自分がこの森で一番綺麗になれるに違いないと。随分身勝手な思い付きではありませんか?でも思いついたらもう居ても立ってもいられません。妖精の森をピョンピョン、ピョンピョンと友達を探し廻りました。

最初に出会えたのはインドブッポウソウさん。彼の翼のコバルトブルーはいつもいつも輝いていて、いつもあんな翼があったらなあと思っていたのでした。
Pittaは挨拶もそこそこに思いを告げると、心優しいインドブッポウソウは“お安い御用さ”と翼のコバルトブルーの羽を抜いてPittaのクリーム色の翼に刺してくれました。
それはそれは大層お似合いで大喜び。お礼もそこそこに次のお友達を探しに立ち去る有様でした。
次に見つけたのはバラエリキヌバネドリさんだ。真っ赤な胸は妖精の森の住人たちからも評判。
インドブッポウソウさんの時と同じように胸の真っ赤な羽をおねだりした。バラエリキヌバネドリさんも“仕方がないねえ~、でもこの胸の羽を同じ所につけてはいけないよ!”って言いながら、胸より少し下のお腹からおしりに付けてくれまた。でもクリーム色とのコントラストがいい感じでまたも大喜び。どんどんイメージチェンジが進んでいくのが楽しみで仕方がない様子。さあ次に会えるのは誰だろう?Pittaは森の奥へ奥へとピョンピョン。ピョンピョン。

(中略・・・)

見違えるほど沢山の羽を身に着けて自信満々の帰り道。
大きな大きな老木の脇と通り抜けようとしたとき、影から彼を呼び止める声が聞こえました。
“Pittaよ!Pitta 良くお聞き。
 お友達から沢山の羽をもらってさぞ嬉しい事だろう
 見違えるくらいに派手な姿になったもんだ。
 そんなに・・・

(中略・・・)

両親から受け継いだ姿を大切にしない彼にお仕置きです。
声の主、森の神様はPittaの長い尾羽を抜いてしまったのです。
クリーム色の姿から沢山の色を纏う事ができたけれど、抜かれてしまった長い尾羽は二度と伸びる事はありませんでした。
その時以来今の姿になったのだと。

こんなFairytailではなくてFairytaleも出来そうだなあ~ でも残るところは茶色と黒とエメラルドグリーンと白と・・・・・・まだまだ探さないとなあ~。そんなに綺麗な森の住人が浮かばないし・・・とりあえずこのくらいにしておきます。
by kjun5860 | 2011-05-29 07:12 | Trackback

野鳥たちとの思い出

野鳥たちとの出会いの瞬間を切り取りました。


by kjun5860
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